
機械的に計算したセ・リーグの各選手の貢献度評価の結果
2014年シーズンにおける各選手の貢献度評価。
パ・リーグは各球団ごとに記事にしましたが、セ・リーグはまとめて1つの記事で。
セの貢献度評価トップは山田哲人に。野手の高評価が特徴
さっそく計算してみた結果がこのとおり。
上位から
86 山田哲人
77 呉昇桓/丸佳浩
72 梶谷隆幸/菊池涼介
70 ランディ・メッセンジャー
69 前田健太/高井雄平
68 マウロ・ゴメス/福谷浩司
66 ブラッド・エルドレッド
64 森野将彦/坂本勇人/スコット・マシソン/阿部慎之助
トップは今年大躍進した山田哲人で貢献度評価指数は86。
同点2位の呉昇桓と丸佳浩を大きく離してのセ最高位となりました。
トップの山田以下、目立つのが野手陣が上位を占めていること。
僕の貢献度評価指数では投手の方が高い数値が出やすい傾向にある中で、打撃部門のタイトルホルダー以外にも梶谷隆幸、菊池涼介、高井雄平、森野将彦、坂本勇人、阿部慎之助といった野手陣の貢献が目立ちました。
裏を返すと、セ・リーグの中で絶対的な成績を残した投手が少なかったとも言えます。
また、優勝した巨人の選手が上位に表れてこなかったのも特徴的。
パでは貢献度上位に投手が集中
ここで、あらためてパの貢献度をリーグ内で上位から並べてみるとこのようになります。
100 大谷翔平
75 糸井嘉男
72 デニス・サファテ
71 則本昂大/平野佳寿/金子千尋
69 西野勇士
68 柳田悠岐/高橋朋己/西川遥輝
65 岡島豪郎
パ・リーグはセ・リーグと比較して、やはり投手の貢献度が高いです。
そしてセ・リーグよりもプロ入り後の経験が少ない選手が目立ちます。
この数年間での貢献度も見てみると・・・
2014年度の貢献度評価の算出結果を単年で見ると以上のようになります。
2014年度数値は一覧表にして、僕の別サイト内の
プロ野球選手の貢献度を評価する! > 3.年度別の貢献度評価ランキング
にまとめて掲載しました。
この表をもとに2012年からの3年で見てみると、
3年連続でTOP10にランクインしているのは
前田健太、メッセンジャー
2年連続でランクインしたのは
菊池涼介、金子千尋、糸井嘉男
昨年までの2年連続ランクインから圏外に落ちてしまったのが
能見篤史、西村健太朗、阿部慎之助、益田直也
もっと前から見渡してみると、
前田健太は2010〜2014年まで5年連続でTOP10入りで、安定感は一番です。
巨人の選手がひとりもTOP10入りしなかったのは2005年以来。
貢献度評価の数値も数年にわたってみるとどんな傾向を示すのか?
この辺もデータが蓄積されてきたので、ゆっくりみていきたいところです。
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