スポンサードリンク

2014年01月11日

三塁への偽投禁止〜盗塁増産の予感

公認野球規則の一部改正
投手の三塁への偽投が禁止に


公認野球規則の一部改正が発表になりました。
最も大きなトピックがこの改正。
昨年末から一部では“ほぼ”確定情報として出回っていましたが、正式に決まったそうですね。
投手の三塁への偽投というのは、プレートを踏んだままの偽投ってやつです。
“偽投”と言っても、プロはおろか、アマチュア、草野球だって牽制死する三塁走者を見かけることがほぼない“偽投”。


偽投禁止の目的は2つ

発表されている目的は2つ。
1つ目は、
 ボークと疑われることを防止する
2つ目は、
 遅延行為を防止する
ことだそうです。
ですが、これ如何に?という気もします。


ボークと疑われることを防止?

野球の指導者と言われる方がよく指摘しているルール解釈の悩みどころで目立つのが、「プロとアマへのルール適用の違い」だと思います。
その中でも特に多いのが投手の投球モーションで、それをさらに大別すると
・一連の投球動作
・プレートの外し動作
なのかな、と思っています。
僕のように草野球をやっている人間でも、特に上記のような投手の動作に対して
 プロでは良くて、なぜアマではダメ?
と思う判定が起きます。特に大会などで。


二段モーションの解釈の難儀

「一連の投球動作」の食い違いで多いのが、いわゆる「二段モーション」というやつ。
アマチュアでは杉内投手(巨人)のように、モーション中にボールを握ってグラブから離したあと、もう一度グラブにポンと触れるとボークを取られます。
涌井投手(千葉ロッテ)くらいハッキリと挙げた足が静止に近い動作をしてもボークを取られています。


プレート外しは後ろ以外はNG!
軸足の踏みかえNG?でも一挙動ならOK?


「プレートの外し動作」の食い違いで多いのはもちろん牽制の動作。
特に草野球レベルでは、主に右投手が一塁への牽制時にプレートから完全にマウンド後方へ軸足をプレートから外さなければボークを取られています。
昨年、日本テレビ系の番組「Going!」でタレントの亀梨さんへ西投手(オリックス)が教えていた「プレート前外し」の極意なんかは、とても我々草野球では怖くてできません。
「プレート前外し」については、下記の方のブログなどに詳しいのでご参照下さい。
http://metoo.seesaa.net/article/371758473.html
http://mitango.net/baseball/1132/


「ボークと疑われること」はアマチュアはやらない、できない

2つの例を挙げましたが、ようするにアマチュアではプロの“ボークすれすれ”のプレーはプロと同じように認められない(=ボークと判定される)ことが多いし、そんなプレーを危険を冒してまでやることは教えられないと思っています。
ですので、三塁への偽投に限らず「ボークと疑われることを防止」する努力の方向性は、プロとアマで違うように見えるプレーの解釈を同じようにすること、に尽きると僕個人は思っています。


遅延行為の防止?遅延行為とは?

野球の牽制というプレーの性質上、遅延行為の定義が怪しいですけどね。
「やっても無駄なプレー」=「遅延行為」という解釈で良いのでしょうか?
三塁への偽投だけが遅延行為として該当する行為になるのでしょうか?
二塁への偽投というプレーも認められていますが・・・。
『牽制でタッチアウトになる三塁走者が皆無である』とは言いましたが、三塁走者への牽制以外に目的があるから偽投をしているのは明らか。
特にスクイズを含めた相手の攻撃の出方を探る意味がほとんどだと思います。
その
 「相手を探る」行為が野球という競技の精神に合わないから
などという大義名分で改正するのなら僕も納得します。
「相手を探るための偽投」がダメなら、偽投をやめて「相手を探るためには三塁へ必ず送球」することを徹底しだしたら、それこそ時間が掛かりそうです。
禁止することそのものへの反対よりも、禁止の目的が説明として納得感がないかな?という印象です。


三塁への偽投禁止の影響として考えられること

「三塁への偽投禁止」となって、実際にどんなことが起こり得るでしょうか?
これまでOKだったプレーがNGになるわけなので、選手側が直す努力が大変です。
右投手は無意識にやってしまっている三塁への偽投を一切やってはダメになります。
かといって、山なりの牽制球は今以上に危険になります。
三塁手や二塁手もそれに応じて、より神経を使う守備を強いられそうです。

攻撃側も新たな作戦を沢山思いつきそうです。
牽制で実際に投手は三塁に投げればよいのですが、投手が三塁へ投げている間にスタートを切れれば、守備側が三塁から二塁へ転送する間の二塁盗塁という可能性も高くなります。
それを加味すれば、一塁走者のスタートの見極めが早くなるので、
 一塁走者の盗塁の機会が増大すること間違いなし!
とは誰でも気が付きます。

それ以外にも、このルールが適用されてからの練習と試合が増える中で、日本のあらやる階層での野球でいろいろな作戦が生まれてきそうです。
まず、今年の選抜高校野球には注目ですね。
タグ:偽投
posted by maddog31 at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ルールの確認 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/384898517
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
スポンサードリンク

アクセスランキング
下記ブログランキングに参加中

bnr80_15_04.gif

にほんブログ村 野球ブログ 野球論へ

にほんブログ村 野球ブログ 野球コーチ・技術へ

にほんブログ村 野球ブログ 野球用品・グッズへ

人気ブログランキングへ

blogram投票ボタン

最近の記事
最近のコメント
検索