2011年10月26日

2011西武ライオンズ(11)〜今年のドラフト戦略は?1985年からの指名一覧

いよいよ2011年のドラフトがやってきます。
我がライオンズは2年連続で6球団競合指名を乗り越えての1位獲得が続きました。
そして今年も大学BIG3を中心に、指名が競合しそうな選手がいます。

ライオンズはどんなドラフト戦略を用意しているのでしょうか?
ちょっと興味をもって、あの清原のドラフト以降から昨年までのドラフト指名選手を並べてみました。
情報量が多いですけど、ご覧あれ。


2010年
2年連続の6球団競合となった1位指名・大石を2年連続の強運で渡辺監督が引き当てる。このドラフトはルーキーイヤーからシーズン終盤には3人もベンチ入り、2名は主戦力となるなど、6名全体を見ても大成功。

E1位 大石達也 【投手】 早大
 2位 牧田和久 【投手】 日本通運
 3位 秋山翔吾 【外野手】 八戸大
 4位 前川恭兵 【投手】 阪南大高
 5位 林崎遼 【内野手】 東洋大
 6位 熊代聖人 【外野手】 王子製紙


2009年
6球団競合となった1位指名・菊池を渡辺監督が引き当てる。シーズン不本意な結果を受けてか、投手中心の指名。

E1位 菊池雄星 【投手】 花巻東高
 2位 美沢将 【内野手】 第一工大
 3位 岩尾利弘 【投手】 別府大
 4位 石川貢 【外野手】 東邦高
 5位 松下建太 【投手】 早大
 6位 岡本洋介 【投手】 ヤマハ


2008年
日本一となった年のドラフト。競合無く将来性を買った高校生・中崎の1位以降は各ポジションから満遍なく指名し、1軍戦力への貢献度は近年の中では高い。

 1位 中崎雄太 【投手】 日南学園高
 2位 野上亮磨 【投手】 日産自動車
 3位 浅村栄斗 【内野手】 大阪桐蔭高
 4位 坂田遼 【外野手】 函館大
 5位 岳野竜也 【捕手】 福岡大
 6位 宮田和希 【投手】 甲賀健康医療専門学校


2007年
大学・社会人ドラフト1巡目で長谷部・服部と2度競合で敗れての指名は平野。高校生は中田・佐藤・唐川の高校BIG3に注目が集まるも、この年は不祥事による指名権剥奪等あり4巡目からの指名。

(大学生・社会人ドラフト)
●1巡目 平野将光 【投手】 JR東日本東北
 2巡目 (指名権なし)
 3巡目 藤原良平 【投手】 第一工大
(高校生ドラフト)
 1巡目 (指名権剥奪)
 2巡目 (指名権剥奪)
 3巡目 (指名権なし)
 4巡目 武隈祥太 【投手】 旭川工高   
 5巡目 梅田尚通 【内野手】 鯖江高   
 6巡目 中田祥多 【捕手】 鳴門工高   
 7巡目 斉藤彰吾 【外野手】 春日部共栄高


2006年
大学・社会人希望枠は直前まで他球団と争われた末に岸。以下、各ポジションから指名。結果としてその後の大学生選手は補強への貢献度大。高校生は逸材揃う中で増渕を指名も競合敗れて木村を指名。トータルで2名のみの指名は少なかった。

(大学生・社会人ドラフト)
 希望枠 岸孝之 【投手】 東北学院大
 1巡目 (指名権なし)
 2巡目 (指名権なし)
 3巡目 山本淳 【投手】 TDK千曲川
 4巡目 原拓也 【内野手】 関東学院大
 5巡目 岩崎哲也 【投手】 三菱重工横浜硬式野球クラブ
 6巡目 大崎雄太朗 【外野手】 青山学院大
(高校生ドラフト)
 1巡目 木村文和 【投手】 埼玉栄高
 2巡目 (指名権なし)
 3巡目 朱大衛 【投手】 中部大一高


2005年
初の分離ドラフトの年。野手の指名なしは珍しい。大学・社会人は他球団も投手中心の希望枠で、ライオンズは松永。

(大学生・社会人ドラフト)
 希望枠 松永浩典 【投手】 三菱重工長崎
 1巡目 (指名権なし)
 2巡目 (指名権なし)
 3巡目 吉見太一 【捕手】 サンワード貿易
 4巡目 西川純司 【投手】 三重中京大
 5巡目 山本歩 【投手】 関西学院大
(高校生ドラフト)
 1巡目 炭谷銀仁朗 【捕手】 平安高
 2巡目 (指名権なし)
 3巡目 田沢由哉 【投手】 旭川大高
 4巡目 田中靖洋 【投手】 加賀高


2004年
近鉄消滅&楽天発足後初のドラフト。大学・社会人にも目玉選手がおり、高校生にも有力選手がいる中で、自由獲得枠を使用せず1位で高校生・涌井を指名。3位で社会人・片岡を。

 1巡目 涌井秀章 【投手】 横浜高
 2巡目 (選択権なし)
 3巡目 片岡易之 【内野手】 東京ガス
 4巡目 山岸穣 【投手】 青学大
 5巡目 星秀和 【捕手】 前橋工高
 6巡目 藤原虹気 【投手】 琴丘高


2003年
他球団の多くも自由獲得枠で投手獲得の中、ライオンズは山崎を自由枠で。以下、各ポジションから高校生を上位に満遍なく。7巡目の佐藤(G.G.佐藤)は入団テストで見出しての下位指名。

 自由枠 山崎敏 【投手】 平成国際大
 1巡目 (選択権なし)
 2巡目 黒瀬春樹 【内野手】 県岐阜商高
 3巡目 (選択権なし)
 4巡目 松川誉弘 【投手】 港高
 5巡目 松坂健太 【外野手】 東海大仰星高
 6巡目 岡本篤志 【投手】 明大
 7巡目 佐藤隆彦 【捕手】 前フィリーズ1A
 8巡目 杉山春樹 【投手】 専大卒


2002年
“松坂世代”が大学4年で迎えた年、ライオンズは東京6大学から後藤、長田を自由枠で、小野寺を4巡目で。前年とのバランスか?珍しく高校生指名が少なかった年。

 自由枠 後藤武敏 【内野手】 法大
 自由枠 長田秀一郎 【投手】 慶大
 1巡目 (選択権なし)
 2巡目 (選択権なし)
 3巡目 (選択権なし)
 4巡目 小野寺力 【投手】 常磐大
 5巡目 春日伸介 【内野手】 田辺高
 6巡目 上本達之 【捕手】 協和発酵


2001年
自由獲得枠制度導入の初年度。ライオンズは即戦力として補強ポイントであった捕手として細川を獲得。以下指名を高校生に絞るも後の戦力への貢献度は絶大の当たり年。

 自由枠 細川亨 【捕手】 青森大
 1巡目 (選択権なし)
 2巡目 中村剛也 【内野手】 大阪桐蔭高
 3巡目 (選択権なし)
 4巡目 栗山巧 【外野手】 育英高
 5巡目 竹内和也 【投手】 近江高


2000年
即戦力投手として上位から社会人投手を連続で指名。その後は各ポジションから指名の選手はいずれも1軍定着した野手陣だけに貢献度大の年。また、以前から繋がり深いとはいえ、プリンスホテルから3名の獲得は珍しい。

 1位 大沼幸二 【投手】 プリンスホテル
 2位 三井浩二 【投手】 新日鉄広畑
 3位 帆足和幸 【投手】 九州三菱自動車
 4位 佐藤友亮 【外野手】 慶大
 5位 中島裕之 【内野手】 伊丹北高
 6位 野田浩輔 【捕手】 新日鉄君津
 7位 水田圭介 【内野手】 プリンスホテル
 8位 福井強 【投手】 プリンスホテル


1999年
リーグ連覇が途絶えた年。上位から将来性を見越した高校生を中心にポジション毎に指名。7位の後藤は前年ドラフト時の“指名無効”を受けての再指名。

 1位 高山久 【内野手】 九州学院高
 2位 眞山龍 【投手】 仙台育英高
 3位 大島裕行 【外野手】 埼玉栄高
 4位 猪爪義治 【投手】 埼工大深谷高卒
 5位 貝塚政秀 【捕手】 三菱重工長崎
 6位 青木勇人 【投手】 同志社大
 7位 後藤光貴 【投手】 大和銀行


1998年
最大の目玉であった高校生・松坂は当初、“横浜”希望と伝えられた中で指名し、3球団競合で引き当てた。2位赤田も松坂世代の有力選手。後藤光貴(プリンスホテル)を5位指名したが、“事前承認無しの同一チームからの2名以上の投手指名”という野球協約に反したため「指名無効」となった。

B1位 松坂大輔 【投手】 横浜高
 2位 赤田将吾 【内野手】 日南学園高
 3位 星野智樹 【投手】 プリンスホテル
 4位 柴田博之 【外野手】 東北福祉大


1997年
指名全員が投手という珍しい年。のちの戦力への貢献度から見てしまうと、逆指名制度があった中で貢献度の低い年。

 1位 安藤正則 【投手】 専修大
 2位 佐藤友紀 【投手】 神戸弘陵高
 3位 鳥谷部健一 【投手】 柏陵高
 4位 土肥義弘 【投手】 プリンスホテル
 5位 大島寛 【投手】 デュプロ
 6位 芝崎和広 【投手】 大和銀行
 7位 平良幸一 【投手】 沖縄電力


1996年
アトランタ五輪代表を中心に大学・社会人に即戦力と言われた選手が多数いる中、ライオンズは1位でそれほど知名度は高くなかった高校生・玉野を指名。それ以外に高校生の指名がないのも珍しいバランス。

 1位 玉野宏昌 【内野手】 神戸弘陵高
 2位 森慎二 【投手】 新日鉄君津
 3位 谷中真二 【投手】 小西酒造
 4位 和田一浩 【捕手】 神戸製鋼
 5位 馬渕隆雄 【投手】 同朋大
 6位 青木和義 【外野手】 九産大
 7位 古屋剛 【内野手】 新日鉄君津


1995年
高校生・福留(PL学園)に8球団が指名するなど話題になったが、ライオンズは補強の重要ポイントであった捕手として逆指名1位で高木を指名。

 1位 高木大成 【捕手】 慶大
 2位 大友進 【投手】 東京ガス
 3位 小石澤浄孝 【投手】 盛岡大附高
 4位 岸川雄二 【内野手】 神奈川大
 5位 原井和也 【内野手】 松下電器


1994年
他球団が高校・大学生の指名に流れる中、社会人から富岡を指名。この年でリーグ連覇が途切れたタイミングでもあり、のちに主力と入れ替わって1軍に定着した選手が多かった年。2位の小関は投手として入団も、野手へ転向し新人王を獲得するなど大成。

 1位 富岡久貴 【投手】 東京ガス
 2位 小関竜也 【投手】 国学院栃木高
 3位 西口文也 【投手】 立正大
 4位 高木浩之 【内野手】 駒澤大
 5位 寺本比呂文 【投手】 川崎製鉄神戸
 6位 山田和幸 【内野手】 早大


1993年
大学・社会人選手の逆指名制度が導入された初年度であり、重複指名選手が出なかった珍しいドラフトの年。投手中心の指名も、3位指名の松井和夫(→松井稼頭央)は即内野手へ転向。

 1位 石井貴 【投手】 三菱重工横浜
 2位 山田潤 【内野手】 朝日大
 3位 松井和夫 【投手】 PL学園高
 4位 尾山敦 【投手】 住友金属
 5位 白鳥浩徳 【投手】 住友金属


1992年
2度目の日本シリーズ3連覇を達成した年。バルセロナ五輪代表が中心の即戦力投手と高校生・松井秀喜に指名が集まる中で、ライオンズは1位・杉山以降も2位・前田、3位・豊田と社会人・大学生から投手を上位指名し、下位は高校生で固めた。

 1位 杉山賢人 【投手】 東芝
 2位 前田勝宏 【投手】 プリンスホテル
 3位 豊田清 【投手】 同朋大
 4位 黒田哲史 【内野手】 村野工高
 5位 坂本竜一 【投手】 日大鶴ヶ丘高
 6位 田原晃司 【捕手】 泉州高
 7位 石井伸幸 【投手】 藤枝明誠高


1991年
日本一奪還を果たした翌年のドラフト。重複抽選に外れると指名順位が後になるため、上位球団には苦しい制度。この影響をまともに受けたライオンズは1位・若田部(駒大)、2位・徳本(木本高)ともに抽選外れての指名。また、“ドラフト外”の獲得がなくなったため、8・9位は練習生を指名。

●1位 竹下潤 【投手】 駒大
●2位 新谷博 【投手】 日本生命
 3位 熊澤当緒琉 【外野手】 所沢商高
 4位 松田和哉 【投手】 長崎南山高
 5位 神野信也 【投手】 新居浜商高
 6位 千原淳弘 【投手】 日高高中津分校
 7位 渡辺孝男 【捕手】 札幌篠路高
 8位 日月哲史 【外野手】 西武練習生
 9位 蒲谷和茂 【投手】 西武練習生


1990年
小池(松下電器)にライオンズを含む8球団の指名が競合。外れての1位は知名度の低かった高校生・長見。のちに地味ながらも戦力に貢献した選手が複数。

●1位 長見賢司 【投手】 伊丹西高
 2位 奈良原浩 【内野手】 青学大
 3位 犬伏稔昌 【内野手】 近大付高
 4位 親富祖弘也 【捕手】 宜野湾高
 5位 内山智之 【投手】 大阪経法大


1989年
事前の予想通り、野茂(新日鐵堺)に指名が集中(8球団)。それ以外にも五輪代表経験者が即戦力として多数おり、下位の高校生にも指名が重複する中で、ライオンズは1位で潮崎を単独指名。4位の宮地はルーキーイヤーから活躍が期待されたが、以降は投手へ転向。

 1位 潮崎哲也 【投手】 松下電器
 2位 鈴木哲 【投手】 熊谷組
 3位 大塚孝二 【外野手】 東北福祉大
 4位 宮地克彦 【投手】 尽誠学園高
 5位 佐伯秀喜 【内野手】 国学院久我山高
 6位 北原泰二 【投手】 川口工高


1988年
各球団ともに年代・ポジションがばらけた1位指名。ライオンズは手術後でもありプロ入り拒否を表明していた渡辺を強行指名。2位も同じくプロ入り拒否を表明していた石井を指名。1・2位指名選手2人の戦力への貢献度を比較すると、ライオンズのドラフト史上でも稀に見る成功ドラフトといえる。3位指名は川名(鹿児島商工高)の抽選外れで垣内。

 1位 渡辺智男 【投手】 NTT四国
 2位 石井丈裕 【投手】 プリンスホテル
●3位 垣内哲也 【捕手】 日高高中津分校
 4位 青野信二 【投手】 佐伯豊南高
 5位 小久保浩樹 【外野手】 泉尾高


1987年
PL学園を中心とした高校生に上位候補が多かった年、ライオンズは地元埼玉でもあった鈴木を1位指名。連覇の中で、大学・社会人から投手の指名を行わず、ある程度先を見越しての将来性を見越してのドラフトだったといえる。

 1位 鈴木健 【内野手】 浦和学院高
 2位 上田浩明 【内野手】 北陽高
 3位 城土大二郎 【内野手】 前九州産交
 4位 加世田美智久 【投手】 都城高
 5位 前田俊郎 【内野手】 新日鉄君津
 6位 上中吉成 【外野手】 泉州高


1986年
年度として“凶作”と言われたドラフト。12球団が全て1位で投手を指名する珍しい中、ライオンズは“隠し玉”として北九州大学を中退していた森山を1位指名。以下は、高校生を中心に指名。

 1位 森山良二 【投手】 福岡大大濠卒
 2位 中村日出夫 【内野手】 三養基高
 3位 小川宗直 【投手】 大仙
A4位 山本勝則 【投手】 川根高
 5位 亀井猛斗 【投手】 群馬中央高
 6位 山尾伸一 【外野手】 都城西高


1985年
野球ファンなら誰もが知るドラフト。ライオンズは予定通り、PL学園の清原を1位指名し、6球団競合の末に交渉権を獲得。高校生主体ながらライオンズファンにとってはなかなか渋い路線の選手が集まったドラフト。

E1位 清原和博 【内野手】 PL学園高
 2位 山野和明 【外野手】 鎮西高
 3位 原口哲也 【投手】 熊谷商高
 4位 森博幸 【外野手】 新日鉄君津
 5位 岡田展和 【投手】 近大福山高
 6位 横田久則 【投手】 那賀高


○は例えばEであれば、6球団競合の抽選により引き当てたこと、●は競合の末に外れて指名した場合を表します。


なかなか懐かしい顔ぶれが並びますね。
数年後まで見てみないとその年のドラフト戦略が的を得たものだったかどうかはわかりませんし、今はFA等もあるので、周辺の戦略と合わせないと評価はできません。
とはいえ、2年も競合指名選手を獲得してきたライオンズだけに、今年はどう出るか?
元来、「ドラフトが上手い」と言われるライオンズだけに、その指名内容は下位まで注目です。


※せっかく整理した情報なので、別サイト
 Baseball Website by Maddog31
 へコメントを追記して、順次移行中です。


posted by maddog31 at 19:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 2011西武ライオンズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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