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2010年05月09日

ルールの確認(10)〜第三アウトの置きかえ

今だ僕自身がテレビでも見たことなく、自分の試合でも適用された場面に居合わせたことがない野球のルール、それがいわゆる
第三アウトの置きかえ
というやつです。今回はこれについて。


(野球規則7・10) 次の場合、アピールがあれば、走者はアウトとなる。

ここではいわゆるアピールプレーを説明していますが、この条文の解説の中に注目です。

 第三アウトが成立した後、ほかにアピールがあり、審判員が、そのアピールを支持した場合には、そのアピールアウトが、そのイニングにおける第三アウトとなる。
 また、第三アウトがアピールによって成立した後でも、守備側チームは、このアウトよりもほかに有利なアピールプレイがあれば、その有利となるアピールアウトを選んで、先の第三アウトと置きかえることができる。


ここの部分がまさに「第三アウトの置きかえ」を説明しているところです。
具体例がないと厳しいのですが、『公認野球規則』の中ではわかりやすい問答が書いてありますので、それを見ると理解がすすみます。


【問】 二死、走者二塁のとき、打者が三塁打を打ち、走者を得点させたが、打者は一塁も二塁も踏まなかった。守備側は二塁に触球してアピールし、アウトが宣告された。得点となるか。

【答】 得点は認められる。しかし守備側が最初から一塁でアピールしておれば、得点は認められない。また二塁から一塁に転送球して再びアピールすれば、一塁でのアピールアウトを、先の第三アウトと置きかえることができるから、得点とはならない。

少し補足を加えるならば、打者走者が一塁でアピールアウトとされると、下記の条項が成立するので得点が認められないということですね。

(4・09) 得点の記録
 (a) 三人アウトになってそのイニングが終了する前に、走者が正規に一塁、二塁、三塁、本塁に進み、かつ、これに触れた場合には、そのつど一点が記録される。
 【付記】 第三アウトが次のような場合には、そのアウトにいたるプレイ中に、走者(1、2にあたる場合は全走者、3にあたる場合は後位の走者)が本塁に進んでも、得点は記録されない。
  (1) 打者走者が一塁に触れる前にアウトにされたとき。




なかなか自分でその場面に出くわしてみないと、アピールするチャンスすらなさそうです。
アピールするチャンスがあったな、と思ったのは昨年、ルールの確認(2)〜3アウト目の取り方の記事で取り上げたこういう場面。

 攻撃側は1アウトで2、3塁。
 バッターの打球はピッチャーライナー。
 これを投手が捕球して2アウト目。
 捕球した投手は2塁カバーに入ってきた二塁手へ送球。
 二塁手は飛び出していた2塁ランナーを追いかけてタッチアウト。
 これで3アウトとなり、野手は全員ベンチへ。


 ところが・・・。
 「3アウト目のタッチアウトより前に、帰塁せずに本塁まで走ってきていた3塁ランナーのホーム生還があった」
 ということを攻撃側監督がアピール。
 このアピールが認められて、3塁走者のホームインが認められた。


この場面、“野手が全員ベンチへ戻ってしまった後”というのが実はポイントだったのですが(それはまた今度)、
守備側がベンチに戻っていなければ
「三塁ベースへ帰塁していなかった3塁ランナーにタッチする or 3塁ベースにベースタッチする」アピールをすれば、これを「2塁ランナーがタッチアウトとなり成立していた第三アウト」と置きかえることができて、3塁ランナーのホームインが認められなかったはず。


※斜体文は『公認野球規則』より引用しました。
 


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ラベル:野球のルール
posted by maddog31 at 19:59| Comment(4) | TrackBack(0) | ルールの確認 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
twitterから飛んできました。
この置き換えのルールは
『ラストイニング』という漫画で
最近初めて知りました。
ホント野球って細かなルールは
ややこしすぎで、奥が深いですね。
Posted by くすのもも at 2010年05月09日 20:33
> くすのもも さん
はじめまして。コメントありがとうござました。
しかも、twitterからということで。

そうですか、漫画でも出てきたんですね。
野球漫画には意外と野球のルールの盲点をつくような設定、出てきますからね!
何年野球をやっていても、なかなか出くわさないシチュエーションが沢山あるのが、野球の魅力の1つでもあるかと思っています。
Posted by maddog31 at 2010年05月09日 23:26
ここでは久々のコメントで…

漫画繋がりでもう一つ!
『ドカベン』の明訓対白新の場面で白新が同ルール誤認で明訓が得点する!

って場面が出てくるよ…
Posted by S-GM at 2010年05月11日 12:24
> S-GM さん
コメントありがとうございます。
『ドカベン』は、結構いろんな野球の細かい要素を散りばめていますよね。
全部を通しで読んだことはありませんけど。
漫画で野球のルールを理解するというのは、子供にとってはよい手段だと思います。
もっとも、ルールばかり知っていても、野球そのものをプレーして楽しむことはできないんですけどね。
Posted by maddog31 at 2010年05月14日 08:08
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